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日本の歯科医療界がグローバル化に突入して約20年ほど経過しました。こう言うと「何だ、日本の歯科は外国から随分遅れているのだな」という印象を持つ方もいらっしゃるかと思います。誤解されて困るのは、歯科医療の技術は今でも先進欧米諸国と比べて少しもひけをとっていないのですが、ITを利用した個人の健康情報の蓄積・応用では随分遅れていると思います。
かってはドクターの記憶力とカンでまかなわれた歯科診療も今では、健康情報の蓄積がなければ、エージングを含めた健康の将来的な方向付けを適切に示すことができません。つまり、患者様一人一人の健康利益に還元できないことになります。
口腔歯科保健(予防歯科)の中に、普通の虫歯治療があり、歯周疾患治療があると考えれば患者様のそれぞれの疾患へのリスク要因をその時々において把握しておかねば、健康に寄与出来ないと思います。
予防歯科に携わる歯科医師は現在多数おりますが、全員がエキスパートではなく即席に習得した知恵で予防歯科治療を実施している場合がほとんどです。
その中で私どもは、予防歯科のトップランナーとしてこれからもスタッフと共に患者様の健康のために走り続けていきたいと思っております。
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・日本口腔衛生学会評議員および学会認定医
・日本歯科人間ドック学会認定医
・大阪歯科大学口腔衛生学講座 講師
・神戸常磐大学 短期大学部講師
・厚生労働省認定 労働衛生コンサルタント |
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